親方の独り言

 昨日 山口七夕提灯祭り 「みなこいのんた」が 無事終了した
 
 今回 我が「甦町屋社中」の 演舞曲は 「心躍(しんやく)」
 中々に 激しい踊りで 習得も難しく
 それも そのはず
 元はと言えば 山口県を代表する よさこいチームの「舞龍人」の トップ踊り子の
 りゅうじ に 振り付けをして貰い
 その当時 甦町屋に在籍してくれていた 「すぎ」が 丹精こめて 仕上げてくれた振り付けで
 
 無謀にも 二ヶ月程度の なんちゃって練習で 4月の「舞龍祭」に 出ようとして
 直前一週間前で わしが 「こねえな出来では 出れん」と ドタキャンし
 舞龍祭スタッフの皆様に 大迷惑をかけ
 社中メンバーも ちょびっとは 反省したのか
 今回は 今のメンバーなりに 頑張って 仕上げた状態になり
 やっと 今のメンバーで「心躍」が 踊れた
 
 そもそも 自分が 参加している物が 「よさこい」と言う範疇に
 入っている物か どうかも不明確なのだが
 舞龍人・蛍・馬関奇兵隊・かるま など どっから どう見ても
 やっちょるなあ~ と感心する 「よさこい」と 比べると
 なんとも 際どい感じのする 「よさこいモドキ」の気もするが
 それは 置いておいて
 
 「よさこい」には 「プロ」は ほぼ存在せず
 その人 その人 の 「思い」のみで 活動している物で
 諸所の「事情」が無い人など存在せず
 それぞれ 何事かを抱えながら それでも「よさこい」を 地道に続けているのが
 人の目に映っている「よさこい人」で
 キラキラ輝き 元気そうに見えるか知らんが
 ちょっとや そっとで 「見て感動する物」には ならんのだよ
 各々 事情を抱え それでも 「何事か」したくて 頑張った挙句
 舞台に立っている それぞれを見ていると
 その 最中に居るだけに 感じる物・考えさせられる事が多い
 
 今回 甦町屋のメンバーを間近で見て
 青組の演舞見て 舞龍人の「りゅうじ」と「みさき」を見て 蛍を見て 「ひらかわ組」を見て
 その他 色んなチームを見て
 それぞれの物を抱えた人々が キラキラ光る姿を見て
 
 仕事じゃない この「よさこい」に 情熱を傾ける この人々の 渦の中に
 片足入れ続けて 10年以上
 年々 この「キラキラ人」に 肩入れが激しくなっている自分を感じる
 そこまでして 何になるんか 報われるんか
 何にもならなくても 報われなくても
 ただただ その人その人のポジションで 「お見せする」状態にまで
 一生懸命 仕上げて行く
 この「キラキラ人」は 一体何なんじゃろうか
 
 変な言い方かも 知れないが
 わしは 「よさこい」は 愛してはいないが
 「よさこい やってる人」は 「やり続けている人」は 大事に思っている
 み~んな み~んな 愛しちょるよ
 わしも わしのポジションで 出来る限り やって行きたい
 
 今回も 提灯は え~祭りじゃった
 
 

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