10/20 10/21と 自分の所属している「全国工務店会議」の視察で
岡山の「トータルホーム」さんに 研修に行って来た
様々な地域から 17社 合計50名余りが参加しての 会議・研修
わしの様な 吹けば飛ぶ様な ちっちゃい工務店では ちょっと気を緩めると
情報収集が疎かになり 時代遅れになり 化石化してしまう恐れがあるので
こんな会議や研修会に参加する事は わしの工務店にとっては 必須項目で
日々の仕事の合間を造っては なるべく参加する事を心掛けている
又 「他の工務店・建築会社の実態・建築手法・営業手法・建築金額」を
知る機会など通常の研修会では まず分からないけれど
この全国工務店経営者会議のみは 参加会社が それもトップ周辺の人間が
赤裸々に実態を語ってくれるので
自分の中では 最も重要な 勉強の場に なっている
前回 風間工務店さんには 古賀棟梁を連れて行ったので 今回は吉松棟梁と行動を共にした
トータルホームの高橋社長は 今年に入ってから 何度か話をさせて貰う事があり
年代もほぼほぼ同年齢なのだが そのバイタリティーには 毎回圧倒されている
「薬入りのマグロの赤身を 毎日食っている」のではないか と 疑われる様な 元気の良さで
実際に 二日間 トータルホームに 潜入させて貰って 吉松共々 良い刺激を与えて貰った
MOMOハウスと言う 超ローコストの商品と ゼロキューブを 主力にしている会社
造っている物は わしとは違っても 見事に感心させられる 「わしには絶対出来ん 参りました」と言わざるを得ん
金額もそうだし 工期もそうだし スタッフもそうだし
この展示場が 税込み1200万で出来て 工期も3ケ月半で済んでいる 只々「参りました」と思わせられた
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じゃからと言って 反省しない・懲りない悪癖を わしは持っているので
「わしは わしの信じる『住まい』を造るのみ」なのだろうと思う
吉松棟梁と話したのは 「わしらあは わしらあで 職人じゃから出来る事をやろう」と言う事であり
自分達でも出来る事が 自分達で無いと出来ない事が ちょびっと見つかった
一人で海原を泳いでいると 島も無く 目標物も無いと 何処に自分が向かっているのか 分らん様になる
こうやって 他の工務店・建築会社を 見る事で 自分の立ち位置・自分の特徴が おぼろげにでも 分って来る
トータルホームの 高橋社長・寺尾さん・中本さん・橋本さん・木村さん・倍賞さん・湯川さん・石井さん
真辺さん・鈴木さん・高橋(妻)さん・他内定者の三名 今回は大変世話になりました
スンバラシイ会社です いくつかヒントを貰った気に なっちょります 本当にありがとう
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う~む 暫く完成写真を 載せてなかったので ちょびっとだけ
6月に 引き渡した「添い寝の家」
何時もの事だが 桧の柱・土台 桧の床板 腰板有 「全身 本物の木」の住まい
今回は 長期優良住宅申し込みをして グリーン化事業の補助金100万円を貰った
引き渡した後に Iさんから聞いたのだが 結局41坪の建物で Y工務店と内田工務店では 1000万円程度の金額差が あったとの由
「嘘じゃろう」と 自分の耳を疑った
昨年引き渡した 「ひまわりの家」では H工務店と400万円 S・R業と800万円の差が あったとの由
何時も 引き渡した後で 競合他社は 何社だったかとか 金額差は幾らあったのか 聞いているので
何度聞いても 耳を疑う感じではある
一方では 1200万円~1400万円の ローコスト・規格住宅が ある訳で
30坪の建物を建てるとしたら 1200万円から 3000万円の間で 家が建てられている事になる
はあ もお 訳が分からん
実際に 建てている建築業者の自分が この状況は理解に苦しむ
ただ ローコストにせよ ハウスメーカーの高額商品にせよ
「住んでいる人」が 納得していれば それで良いのだろうなあ~
わしは わしの信じる家を 中くらいの価格で 巡り合った人と一緒に造って行けたら 幸せなのじゃよ
引き渡した後 色々ちょこちょこと 「添い寝の家」のIさん宅に お邪魔しているが
「良い住まい方」を して貰っていて
娘(=添い寝の家)を Iさんに嫁がせた自分としては Iさんに 感謝している
大切にしてやって下さい
わしらあ 内田工務店と愉快な仲間達の Iさんの為の作品なので
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地震の影響で 岡山から山口の帰りは ちょっと手間取ったが
今回の 研修会・会議も ええ勉強になった
再度 トータルホームの高橋社長・スタッフ皆さん
ありがとうございました
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